1990年代のJ-POPシーンを語る上で、岡田浩暉率いるTo Be Continuedの登場は鮮烈だった。ギタリストの後藤友輔とともに紡ぎ出したメロディックなサウンドと、透明感あふれるボーカル。1994年にリリースされたシングル「君だけを見つめて」は、ドラマの挿入歌としても大ヒットを記録し、日本中のラジオや街頭で流れ続けた。
音楽業界の黄金期とも言えるその時代、彼は単なるポップスターにとどまらない感性を発揮していた。伸びやかな歌声と誠実な歌唱スタイルは、同世代の若者たちの心を掴んで離さなかった。あのシンガーとしての原体験こそが、のちに俳優としての表現力へとも昇華していく強固な基盤となったことは疑いようがない。