ルール通りに貼ろうとしても、現場の車両環境によっては一筋縄ではいかないケースが存在します。SNSやカーオーナーのコミュニティでも「指定位置にすでに別の機器がある」「ガラスの加工で外から見えない」といった相談が頻繁に交わされています。
1. ドライブレコーダー・ETCアンテナとの位置被り
近年装着率が8割を超えたドライブレコーダーやETCアンテナの配線が、フロントガラス右上部に集中しているケースです。車検シールがドラレコのカメラ画角に入り込んで録画を遮ったり、両面テープの台座と重なってしまったりすることがあります。この場合、「運転者の前方視界を妨げず、かつ外側および車内から確認できる範囲」で、わずかに中央寄りや下方にオフセットして貼り付けることが認められています。
2. フロントガラスの「ぼかし(トップシェード)」や「セラミックドット」の干渉
高級車やカスタム車に多いサンシールドグラデーション(青や緑の着色ぼかし)や、ルームミラー周辺の黒いセラミックドット部分にシールを貼ってしまうミスが目立ちます。外側から検査標章の数字が明瞭に確認できない状態は保安基準違反とみなされるため、着色部分を避けて透明なガラス領域に貼る必要があります。