さつまいも苗の植え方決定版!斜め植えと船底植えの違いと失敗回避術

さつまいも苗の植え方決定版!斜め植えと船底植えの違いと失敗回避術

今注目を集めている さつまいも苗の植え方決定版!斜め植えと船底植えの違いと失敗回避術について、詳しいまとめをご紹介しています。

「苗を土に挿す角度なんて、どれも同じではないのか」と考える初心者の方は少なくありません。しかし、サツマイモの生理生態を紐解くと、土に埋まった「節(ノード)」から発根する不定根のうち、特定の深さや通気条件を満たした節の根だけが養分を蓄えて「塊根(芋)」へと肥大化します。つまり、どの節を、どのような深さで配置するかによって、芋の付き方が劇的に変化するのです。

現在、プロ農家や家庭菜園の現場で使い分けられている代表的な植え方は主に3種類存在します。

植え付け方式詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価船底植え(水平植え)深さ5〜10cmの溝に苗を這わせ、両端を軽く持ち上げて3〜4節を水平に埋設。1株あたり4〜6個程度の中型芋が均一に着生。株間30〜35cm。【収量重視派に最適】土壌の水分が保たれやすく、均一な焼き芋サイズを大量に狙える王道手法。斜め植え地面に対して約30〜45度の角度で挿し込み、地中に2〜3節を配置。1株あたり2〜4個の標準サイズが着生。株間25〜30cm。【初心者推奨】作業効率が極めて高く、根づきやすさと収量のバランスが最も安定している。垂直植え(直植え)支柱などで垂直に穴を開け、地中深くへまっすぐ1〜2節を落とし込む。1株あたり1〜2個の特大芋が下部に形成。株間20〜25cmの密植が可能。【狭小スペース向け】数は少ないが乾燥に強く、1本1本のサイズ感を追求したい場合に有効。

船底植えのやり方は、まず畝に対して並行に深さ5〜7cmほどの緩やかなU字型の溝を掘ることから始まります。苗の元側を浅く、中間部分の節を適度な深さに沈め、先端の成長点を地上に出す形で土を被せます。タキイ種苗の栽培指針にも明記されているように、節をしっかりと土中に埋め込まなければ芋にならずにただの「吸収根」化してしまいます。一方で、葉身(葉の平らな部分)まで土に埋めてしまうと光合成ができずに腐敗の原因となるため、葉を必ず地上へ露出させておくことが絶対条件です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。