仮想空間OZの中で、世界中の名だたるアバターをなぎ倒し「OZの格闘チャンピオン」として君臨するウサギ型アバター、それがキング・カズマです。数々の世界的企業とスポンサー契約を結び、背中やグローブには巨大企業のロゴが並ぶなど、OZ内では誰もが知るスーパースターとして描かれています。
しかし、その華麗なアバターを操作していたサマーウォーズのキングカズマの正体は、長野県上田市にある陣内家の親戚で、当時わずか中学1年生(13歳)の少年・池沢佳主馬(いけざわ かずま)でした。佳主馬は過去にいじめを受けた経験があり、少林寺拳法の師範代である祖父・陣内栄から護身術を叩き込まれる中で、その技術をOZ内の格闘ゲームへと昇華させていきました。
佳主馬の声を担当したのは、当時実力派女優として高い評価を得ていた谷村美月さんです。プロの声優ではない映画俳優の起用でありながら、思春期特有の繊細さ、内に秘めたプライド、そして少年らしい無邪気さと悔しさを絶妙なリアリティで表現し、現在でも「これ以上ないハマり役」として高く評価されています。