コストパフォーマンスを意識するあまり、一度使い終わったぬれフィルターを「水で濡らし直して再利用できないか」と考えるユーザーが後を絶ちません。しかし、のどぬーるマスク使い回し危険性については、衛生面・構造面から断固として避けるべきです。
ぬれフィルターは、保水性と適度な蒸散スピードを維持するために特殊な多層構造と衛生処理が施されています。一度使用したフィルターには、呼吸を通じて飛散した唾液や口内常在菌、空気中の雑菌が付着しています。
使用済みフィルターに水道水を含ませて再装着した場合、マスク内部の密閉・高湿環境が格好の温床となり、黄色ブドウ球菌やカビ菌が爆発的に増殖するリスクがあります。雑菌が繁殖した空気を直接気管へ吸い込むことになり、喉を潤すどころか、気道感染症やアレルギー症状を引き起こす危険性を招きます。フィルターおよびマスク本体は、必ず1回の使用ごとに使い切るのが鉄則です。
【プロの結論】おすすめできる人・見送るべき人の特徴
多角的な検証を踏まえ、本製品の導入が適しているユーザーと、他の対策を検討すべきユーザーの境界線を提示します。
【選ぶべき人】
- 口を開けて寝る癖があり、冬場の朝に喉の痛みやイガイガを頻繁に感じる人
- ホテル宿泊、新幹線、長距離国際線フライトなど、自前で加湿器を設置できない環境に身を置く人
- 風邪の引き始めで、喉の粘膜を強力に保湿・保護したい人
【見送るべき人】
- 睡眠時に顔へ布が密着することに強い圧迫感・不快感を覚える人
- 毎日1枚あたり100円以上のランニングコストをかけず、安価な布マスク等で済ませたい人
- すでに激しい咳や高熱があり、マスク加湿ではなく医療機関での受診・服薬を最優先すべき状態の人