この未曽有の不祥事を受け、日本脳神経外科学会をはじめとする専門医組織も対応を余儀なくされた。専門医資格の認定基準の再検討、症例実績のより厳格なチェック、さらには適性に疑問がある医師への指導・介入プログラムの策定など、再発防止に向けた制度改革が加速している。
一連のムーヴメントは、実話マンガという表現形式が極めて優れた医療ドキュメンタリーとして機能することを示した。ブラックボックス化しがちな病院の内部構造や専門用語を分かりやすく可視化したことで、一般市民が「医療の質と安全」に対して厳しい監視の目を向けるきっかけを作り出したのだ。