前田拳太郎の名を全国区へと一気に押し上げた金字塔、それが主演を務めた特撮ドラマ『仮面ライダーリバイス』だ。悪魔と契約して戦う主人公・五十嵐一輝役を熱演し、日曜朝の茶の間に強烈なインパクトを与えた。
空手仕込みのアクションはキレ味抜群で、吹き替えなしの立ち回りに多くの視聴者が息をのんだ。だが、真に評価されるべきはアクションだけではない。家族を愛し、葛藤しながらも前を向く主人公の人間味を、泥臭くも温かい演技で表現し切った点にある。ヒーローとしての格好良さと等身大の泥臭さ。この二面性こそが、俳優としての原点となった。