お弁当を食べながら友達とおしゃべりに興じる一般的な高校生活の一方で、彼女が選択した部活動は実に意外なものだった。高校時代の弘中綾香が所属していたのは、フィールドホッケー部のマネージャーである。文化系のイメージを持たれがちな彼女だが、グラウンドの最前線で汗を流しながら選手をサポートする泥臭い日々を送っていた。
試合の記録やスコア分析、用具の手入れから熱中症対策まで、マネージャーの業務は多岐にわたる。周囲を冷徹なまでに冷静に見渡し、必要なサポートを瞬時に察知して行動する——この高校時代の現場感覚こそが、後のカメラの前で共演者の意図を察知し、的確なツッコミを繰り出す能力へと直結しているのは間違いない。