添加剤の性能をフルに引き出す鍵、それは「濃度」にある。
メーカー推奨の基本規定量は、燃料30L〜60Lに対して1本(200ml)という設定だ。これを濃度に換算するとおよそ0.25%〜0.6%程度になる。ここで絶対に避けるべきなのは、「濃ければ濃いほど効くはずだ」という思い込み。燃料に対する燃料添加剤の濃度が1%を超えてしまうと、不完全燃焼を引き起こし、プラグの被りや点火不良の原因になりかねない。
プロが推奨する「黄金比」は、燃料タンク満タン時に対して濃度0.5%前後。軽自動車やバイクなどタンク容量が小さい車両の場合、ボトル1本をそのまま流し込むのは明白なオーバーサイズとなる。例えばタンク容量が20Lの小型車なら、注入量は約100mlがベストバランス。計量カップで正確に測り取って投入するひと手間が、エンジンの健康を守る防波堤となるのだ。