彼のキャリアの原点は、新聞記者としての泥臭い現場取材にある。サンケイスポーツの記者としてスタートを切った彼は、事件現場やスポーツの裏側を徹底的に歩き回り、情報の「裏を取る」というジャーナリズムの根幹を体で覚えた。この新聞記者時代の徹底したファクトチェックと人脈作りが、後に彼を業界屈指のリポーターへと押し上げる強固な土台となったのだ。
やがて舞台を芸能界へと移した際、先行して業界を牽引していたのが大先輩である梨元勝氏だった。「恐縮です!」のフレーズで知られる梨元氏の突撃スタイルとは一線を画し、関係者との深い信頼関係を構築して情報を引き出す「密着型」のスタイルを確立。事件の表面だけを追うのではなく、当事者の人間ドラマに肉薄するその取材手法は、取材対象からも「彼なら本当のことを話せる」と信頼を寄せられる要因となった。