「プロの料理人しか相手にしてくれないのではないか」と足を踏み入れるのを躊躇する人もいますが、柳橋中央市場は一般人の買い物・飲食を公式に歓迎しています。ただし、本質はあくまでプロのための卸売現場であるため、訪問する時間帯と暗黙のルールを正しく把握しておく必要があります。
市場の朝は早く、深夜3時過ぎから魚介の搬入が始まり、午前4時から7時頃までは料理店やスーパーのバイヤーが仕入れを行う「戦場」と化します。通路をターレットトラック(モートラ)や台車が激しく行き交うこの時間帯に一般客が迷い込むと、業務の妨げになるだけでなく接触事故の危険もあります。一般人が鮮魚や加工品をじっくり物色するなら、プロの買い付けが落ち着く午前8時00分から10時00分がベストな黄金時間帯です。
買い方のポイントとして、仲卸の店頭では「刺身用にサク取りしてほしい」「アラを落としてほしい」といった要望に快く応じてくれる店が多く見られます。また、午前10時を過ぎると多くの物販店舗が片付け作業に入る一方、飲食店のランチ営業が午前11時頃から本格化します。なお、日曜日・祝日および多くの水曜日が休市日(定休日)に設定されているため、週末の買い出しを計画する際は事前の市場カレンダー確認が欠かせません。