光が当たる上位争いの影で、毎シーズン壮絶を極めるのがプレミアリーグ残留争いと降格圏を巡る戦いです。プレミアリーグからの降格は、翌シーズンの放映権収入やスポンサー契約の大幅な減少を意味し、クラブ運営に1億ポンド(約190億円以上)規模の損失をもたらすと言われています。
今季は、チャンピオンシップ(2部)からの昇格組がプレミアの激しいインテンシティに苦戦を強いられる一方で、過去にリーグを賑わせた伝統ある古豪クラブが低迷し、降格ラインである18位以下に沈む異例の事態となっています。チームを率いる指揮官の電撃解任が相次ぎ、監督交代による「新監督ブースト」を狙うクラブ側の焦りが順位表下位の混沌に拍車をかけています。
さらに見逃せないのが、プレミアリーグが導入している「収益性と持続可能性に関する規則(PSR)」への抵触による勝点剥奪のリスクです。過去シーズンでも見られたような財務規定違反によるペナルティは、ピッチ上の努力を一瞬で無力化しかねない破壊力を持っています。残留ライン付近にいるクラブのサポーターは、相手クラブの試合結果だけでなく、インディペンデント・コミッション(独立委員会)の動向や公式アナウンスにも神経を尖らせる日々を過ごしています。