初志貫徹の意味と座右の銘の罠|面接で頑固に見せない正しい使い方

初志貫徹の意味と座右の銘の罠|面接で頑固に見せない正しい使い方

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就職活動の面接や昇進試験において、「私の強みは初志貫徹です」「座右の銘は初志貫徹です」と語る志望者は後を絶ちません。しかし、主要人材コンサルティング会社が実施した採用担当者向けの実態調査によると、「初志貫徹を単体で過剰にアピールする候補者に対し、柔軟性や学習棄却(アンラーニング)への懸念を覚える」と回答した人事担当者は全体の約58%にのぼっています。

なぜ、一見して誠実な美徳が警戒の対象になってしまうのでしょうか。現場の採用面接官から漏れ聞こえるリアルな本音を検証すると、共通する3つの心理的懸念が浮き彫りになります。

  • 方針転換(ピボット)ができない懸念:ビジネスの前提条件が昨日と今日で激変する時代に、最初に決めた計画に意地でもしがみつき、サンクコスト(埋没費用)を切り捨てられないのではないか。
  • 他者の助言を聞き入れない頑固さ:先輩や上司から「そのアプローチは非効率だ」と指摘されても、自分のやり方に固執してチームの和を乱すのではないか。
  • 思考停止の隠れ蓑:「初志貫徹」という美しい大義名分を盾にして、環境変化に伴う新たな課題設定から逃げているのではないか。

知恵袋や就活コミュニティの生の声を見ても、「初志貫徹を自己PRにしたら、面接官から『もし状況が変わってその目標が無意味になったらどうする?』と突っ込まれて撃沈した」という失敗談が数多く散見されます。熱意の空回りを防ぎ、好印象を勝ち取るためには、言葉の持つ負の側面を先回りして無力化するテクニックが不可欠です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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