制服の印象をめぐっては、個人の好みによって「地味」と捉える層と「王道のトラッドで可愛い」と捉える層で評価が分かれます。実際の富士森高校の制服の評判を追跡すると、入学前と入学後で生徒の印象が大きく好転するケースが目立ちます。
前身である1941年(昭和16年)設立の「八王子市立高等女学校」の気品を受け継ぐ本校の制服は、深いネイビーを基調としたシングルブレザー仕立てです。胸元には八王子の市花でもある「山百合」をモチーフにした伝統の校章(昭和16年に小川森太郎氏がデザイン)が誇らしげに調和し、流行に左右されない凛とした佇まいを誇ります。
「ダサい」と揶揄される主な背景には、原宿系のような派手なチェック柄や極端に明るいカラーパレットを採用していない点があります。しかし、在校生へのヒアリングや保護者アンケートでは「清楚で品格があり、冠婚葬祭や公式行事でも恥ずかしくない」「知的な印象を与えてくれる」と、圧倒的にポジティブな意見が多数を占めています。奇をてらわない堅実なデザインこそが、長く愛され続けている人気の理由です。