高い満足度を誇る施設である一方、インターネット上の断片的な情報によって生じがちな誤解や、来館前に知っておくべき注意点も存在します。編集部の検証による3つのポイントを整理します。
第1の誤解は「大型テーマパークのような広大な展示館である」という思い込みです。当ミュージアムはあくまで日本折紙協会の会館ビルの一部を活用した専門施設であり、フロア規模自体は非常にコンパクトです。半日以上滞在するような大型美術館を想定して訪れると肩透かしを食う可能性があります。「約30分から1時間で濃密なエッセンスを味わう専門ギャラリー」として旅程に組み込むのが賢明です。
第2の誤解は「小さな子ども専用の遊戯スペースである」という先入観です。館内には子どもが喜ぶ動物などの作品も多数ありますが、メインとなっているのは高度な数学的計算と設計に基づく「コンプレックス折り紙(超複雑系)」です。大人の鑑賞にこそ耐えうる高精細なアート空間であり、静かに作品を愛でるマナーが求められます。
第3の注意点は「祝日休館」という開館ルールです。一般的な観光施設は「祝日開館・翌平日休館」が多い傾向にありますが、当館は協会の事務機能と連動しているため祝日は休館となります。連休中の観光計画を立てる際は曜日とカレンダーの事前照合が必須です。