上半身の力だけでは出せない爆発的な球速を生み出すのが、下半身から連動するドッジボール投球フォームです。助走からリリース、フォロースルーまでを一連の流れとして捉える必要があります。
助走の基本は、直線的な2〜3歩のステップです。右投げの場合、「右足(タメ)→ 左足(前進)→ 右足(踏切準備)→ 左足(力強い踏み込み)」というギャロップステップやクロスステップを取り入れると、助走のスピードを投球動作へスムーズに変換できます。助走をつける際は、上体が前に突っ込みすぎないよう、やや胸を張った姿勢をキープすることがドッジボール助走のつけ方における重要ポイントです。
踏み込み足が地面に着地した瞬間、骨盤が素早く回転し、それに遅れて胸、肩、肘、手首の順番で腕がムチのようにしなって前に出てきます。この「下半身が先に回り、上半身が後からついてくる」時間差(捻転差)こそが、ドッジボール球速アップの理由となる運動連鎖です。
また、アタックエリアの端から相手コート深くまで届かせるドッジボール遠投のコツとしては、リリースポイントを極端に高くしすぎず、自分の目線の高さよりやや上で押し出す意識を持つことが挙げられます。放物線を描きすぎると滞空時間が長くなり、相手に余裕を持ってキャッチされてしまうため、鋭くライナーで届く弾道を描くためには、しっかり踏み込んだ前足の上に上体を被せるような体重移動が求められます。