ブックカフェの形態は単一の飲食併設にとどまらず、体験価値を極限まで高めた新業態へと多様化しています。
入場料制(有料型)ブックカフェの定着
東京・六本木や名古屋、福岡で展開する「文喫(Bunkitsu)」に代表される入場料型ブックカフェは、約1,500円〜2,500円前後の入場料を支払うシステムを採用しています。珈琲や煎茶がおかわり自由で、約3万冊に及ぶ厳選された書籍と個別のワークデスクが提供されます。入場料というフィルターを設けることで混雑と騒音を排除し、「確実に座れて、静謐な空間で1日中本と向き合える」という高い満足度を実現しています。
「泊まれるブックカフェ・本屋」の進化と評判
本を読みながら眠りに落ちる至福の体験を提供する「宿泊型ブックカフェ」も高い評判を獲得しています。「BOOK AND BED TOKYO」のような都市型ホステルから、長野・箱根エリアの「箱根本箱」のように豊かな温泉と数万冊の選書を組み合わせた本格的なブックホテルまで、宿泊体験そのものが読書を中心として再構築されています。日常のデジタルデバイスから意図的に距離を置く「デジタルデトックス」の旅先としても強い支持を集めています。