しかし、消費者側だけが注意すればいいというわけではない。アパレル業界側にも課題はある。実は、ブランドによって「ワタリ」の計測位置が微妙に異なるケースが存在するのだ。股下の交差点から真横に測るブランドもあれば、少し下がった位置を測るブランドもある。
この「数センチのズレ」が、実際に穿いたときの致命的な違和感につながる。返品率の高さに頭を悩ませる大手ECプラットフォームは、サイズ表記の統一化や、3Dスキャンによるフィッティングデータの開示を進めているが、過渡期である現在は、ユーザー自身が表記ルールを細かく確認する自己防衛が必要だ。