地球温暖化による「コーヒー2050年問題」が現実味を帯びる中、良質なアラビカ種の確保は年々困難を極めている。多くのロースターが悲鳴を上げる中、彼らは独自のルートを開拓した。標高や気温の変化に適応する新しい品種の栽培を、中南米の小規模農家と共同で支援しているのだ。
買い付けの現場には、必ず自社のバリスタが同行する。ただ書類を交わすのではない。土壌に触れ、農家と共に汗を流す。この泥臭いプロセスこそが、他では真似できない極上の生豆を手に入れる唯一の切符なのだ。危機をチャンスに変える彼らの目利きは、業界内でも一目置かれている。