逮捕されたのは、主犯格の男2人(当時19歳)を含む少年5人と少女1人の計6人でした。社会的な指弾が極限まで高まるなかで行われた法廷闘争において、焦点となったのは犯行時少年であった主犯格に対する量刑判断でした。
名古屋地方裁判所で行われた第一審において、主犯格Aに対して死刑判決、もう1人の主犯格Bに対しては無期懲役が言い渡されました。2人の命を無残に奪った結果の重大性と犯行の残虐性を鑑みれば、たとえ犯行時19歳の少年であっても極刑を免れないという判断が下された形です。
しかし、名古屋高等裁判所での控訴審において、司法判断は大きく揺れ動きます。高裁は「犯行時19歳という可塑性(更生の可能性)」や「主犯2名の主従関係・関与の度合いに決定的な格差を見出しにくい点」を挙げ、主犯格Aに対する一審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。検察側が上告を断念したことで、名古屋アベック殺人事件の裁判結果は主犯格2名ともに無期懲役という形で確定することとなりました。