現代の洋食は、環境への配慮や健康志向とも無縁ではない。伝統的なメニューを守りつつも、食材の選び方に変革が起きている。地元の農家から直接仕入れる無農薬野菜や、アニマルウェルフェアに配慮した食肉の使用が目立つようになった。
「美味しいことは大前提。その上で、身体にも地球にも優しいものを提供したい」。そう語る若手シェフも多い。大豆ミートを使ったヘルシーなメンチカツや、フードロスを削減するための工夫が、メニューの端々に散りばめられている。進化を止めてしまえば、文化は廃れる。洋食は今、最もサステナブルな料理へと脱皮を図っている最中だ。