食材の宝庫である糸島や、有明海、玄界灘をバックボーンに持つ福岡。この恵まれた環境を背景に、20代から30代の若い料理人たちが独自のムーブメントを起こしている。彼らが目指すのは、単なる高級食材の提供ではない。
規格外で市場に出回らない未利用魚や、伝統的な農法で作られた在来種の野菜を主役に据えた、サステナブルなレストランが急増しているのだ。無駄を省き、生産者とのダイレクトなつながりを重視することで、物価高の中でも手の届く価格帯で驚きのある一皿を提供し続けている。これこそが、現代の福岡の底力と言えるだろう。