かつての結婚観と、現在の50代女性が抱くパートナー像には決定的な断絶がある。長年連れ添った末の熟年離婚を経験した女性や、シングルとしてキャリアを築いてきた女性が求めているのは、家計を依存する相手でも、身の回りの世話を焼く対象でもない。
取材した女性たちの口から共通して出たのは「おいしいご飯を一緒に食べ、たまに旅に出られる対等な相棒」という言葉だ。
婚姻届に縛られない事実婚や、互いの拠点を維持したまま行き来する「別居婚」を望む声も目立つ。しかし、男性側が「身の回りの世話をしてくれる都合のいい再婚相手」を求めてアプローチしてきた場合、激しいミスマッチが起きる。この価値観のすれ違いこそが、マッチングしてもメッセージが途切れる最大の要因だ。