2026年現在、加藤茶は83歳になった。同世代の友や、ドリフターズのメンバーである志村けんさん、仲本工事さんとの別れを経験し、残された高木ブーと共にグループの看板を背負い続けている。満身創痍のはずだ。それでも彼は舞台に立ち続ける。
「舞台に立つと、シャキッとするんだよね」。本人が漏らす通り、カメラが回ると往年のキレが戻る。もちろん、若い頃のような激しい動きはできない。しかし、間(ま)の取り方や、一言で爆笑をさらう空気感は衰えていない。老いを受け入れつつ、芸人としてのプライドを保ち続ける姿は、見る者に畏敬の念さえ抱かせる。