卵アレルギーと診断された際、多くの保護者が「一生食べられないのではないか」と不安を抱きます。しかし、鶏卵アレルギーは成長とともに消化吸収機能や免疫機構が発達することで、自然に食べられるようになる(耐性獲得)確率が極めて高い疾患です。
一般的に、乳児期に発症した卵アレルギーは3歳頃までに約50%、小学校入学前後(6歳頃)までに約70〜80%、学童期後半までに約90%が改善・寛解すると報告されています。
かつては「アレルゲンを完全に断つ」指導が主流でしたが、現在の標準治療では「安全に摂取できる範囲(閾値)を見極め、加熱卵をごく少量から継続して食べる」ことで、より早期の耐性獲得を目指すアプローチが取られています。焦らずに主治医とロードマップを共有しながら、一歩ずつステップアップしていく姿勢が大切です。