芸能界には古くから「子役は大成しない」「子役時代のイメージが強すぎて大人の役ができない」という定説が存在します。ネット上の掲示板やSNSでも、かつて「星野真里はずっと金八先生の娘のイメージから抜け出せないのではないか」と危惧する声が散見されました。
しかし彼女は、2001年の連続ドラマ単独初主演作『新・星の金貨』で聴覚障がいを持つヒロイン役を熱演し、主題歌「ガラスの翼」も担当。さらに2005年の主演映画『さよならみどりちゃん』では、従来の清楚なイメージを打ち破る複雑な恋愛心理や濡れ場を体当たりで演じ、第27回ナント三大陸映画祭で最優秀主演女優賞を受賞しました。
この大胆な脱皮は、世間の偏見や既成概念を鮮やかに覆す契機となりました。自らのパブリックイメージに安住せず、人間の生々しい感情や脆さを描き切る覚悟を持ったことで、彼女は「元子役」という肩書を過去のものにし、一人の独立した表現者として確固たる地位を築いたのです。