大会期間中、女子ワールドカップ2023ネットの反応は開幕前と後で180度激変しました。開幕直前は日本国内におけるテレビ地上波中継の決定が遅れ、放映権料高騰に伴う「放送危機」としてファンに不安が広がっていました。しかし、初戦のザンビア戦(5-0)、第2戦のコスタリカ戦(2-0)、そしてスペイン戦での快勝劇が報じられると、X(旧Twitter)のトレンドは連日なでしこジャパン関連ワードで埋め尽くされました。
一方、女子ワールドカップ2023優勝国スペインを巡っては、ピッチ内外で劇的なドラマが交錯しました。初優勝という歴史的快挙を成し遂げた直後、スペインサッカー連盟の当時の会長による表彰式での不適切行為が発生。これに対する選手たちのボイコットや世界的な抗議運動「#SeAcabó(もう終わりだ)」へと発展しました。この出来事は、女子選手たちが組織の不条理に対して声を上げ、自らの尊厳と健全な統治(ガバナンス)を勝ち取る契機となり、女子スポーツ全体の社会的位置づけを根本から再定義することになりました。