吉本興業の総本山である「なんばグランド花月(NGK)」の出番表には、2026年現在も堂々と「オール阪神・巨人」の名が刻まれています。1975年の結成から50周年を超えた今も、若手や中堅がひしめく寄席のトリを務め、マイク一本で爆笑を巻き起こす姿は圧巻です。
劇場の楽屋関係者は、ふたりの現在の様子を次のように語ります。「若い頃のような張り詰めたピリピリ感は消え、出番前には互いの体調を気遣う穏やかな空気が流れています。ただ、出囃子が鳴って舞台袖からセンターマイクへ向かう瞬間の集中力と背筋の伸び方は、入門したての若手すら息を呑むほどです」。
ふたりは2019年に紫綬褒章を受章し、漫才界のレジェンドとしての地位を不動のものにしました。しかし、名誉に甘んじることなく、劇場の板の上に立ち続けるこだわりは衰えていません。テレビのバラエティ番組への露出を絞り、生で届ける漫才に心血を注ぐスタンスこそが、現在のオール阪神・巨人の矜持といえます。