一般社団法人ペットフード協会が実施している「全国犬猫飼育実態調査」の最新データによると、日本国内における日本の猫の飼育頭数は約885万〜895万匹の間で高止まりを維持しています。これに対し、かつて飼育ペットの頂点に君臨していた犬の飼育頭数は約675万〜685万匹まで減少しており、両者の差は200万匹以上の大差がついたまま定着しました。
歴史的な転換点は2017年でした。調査開始以来初めて猫の数が犬を逆転して以降、猫の数推移は微増から横ばいの安定軌道を描き続ける一方で、犬は減少の一途をたどっています。かつて「ペットといえば犬」だった昭和・平成初期の常識は完全に覆され、令和のペット社会は名実ともに猫が中心となっています。
世帯あたりの飼育傾向を見ても、猫特有の顕著な特徴が存在します。犬は1世帯につき1頭飼いが主流であるのに対し、猫は猫の多頭飼育割合が約25〜30%に達しており、1世帯で2匹以上を同時に愛育する家庭が多いことが総頭数の底上げに寄与しています。