おかわり有料化を巡る議論で真っ先に名前が挙がるのが、プレナスが展開する「やよい軒」です。過去に一部店舗で白米のおかわりを有料(プラス数百円)にするテストマーケティングを実施した際、メディアやネット上で「やよい軒がおかわり全面廃止へ」と大きな誤解を伴って拡散し、大騒動へと発展しました。
しかし、やよい軒おかわり有料化の真相を振り返ると、同社が目指したのはサービスの完全廃止ではなく、「おかわりをしない顧客との公平性の担保」や「フードロス削減」の検証でした。結果としてユーザーからの圧倒的な支持を受け、現在も全国の大半の店舗で自動ご飯盛り付け機「ごはんおかわりロボ」を導入し、白米のおかわり無料サービスをしっかりと継続しています。
一方で、競合チェーンでは異なる決断を下した例も少なくありません。例えば「大戸屋ごはん処」では、五穀ご飯の選択肢を用意しつつも、ご飯の特盛りなどは段階的な追加料金制を採用しており、顧客の健康志向と客単価のバランスを模索しています。また、からあげ専門店「からやま」でも、長年愛されてきたご飯大盛り無料サービスの終了に踏み切るなど、各社が生き残りをかけた選択を進めているのが実情です。