恵俊彰のキャリアにおける大きな転機となったのが、50代半ばで決断した早稲田大学大学院スポーツ科学研究科への進学です。高校卒業後に上京し、芸能界で叩き上げの道を歩んできた彼が、なぜ多忙を極める最中に大学院を目指したのかは多くの関心を集めました。
きっかけとなったのは、2019年のラグビーワールドカップ日本大会をはじめとする数々の現場取材でした。スポーツが持つ社会的な熱量やメディアの伝え方に深く触れる中で、「経験則だけでなく、学術的・体系的な視点からスポーツとメディアの関係性を学び直したい」という知的好奇心が芽生えたと語られています。
毎日の生放送をこなしながら課題論文や研究に没頭し、2022年春に見事修士課程を修了。単なる肩書作りではなく、知性派MCとしての説得力やコメントの深みへと還元されており、リスキリング(学び直し)を体現したタレントとして業界内外から高い評価を獲得しました。