「相手を変えることはできない。だが、会話の主導権を奪い返すことは今すぐできる」。これが認知心理学に基づく最新アプローチの核心だ。職場のナルシストや会話泥棒に対して最も効果的なのは、話を広げない「クローズド・クエスチョン」と、物理的なタイムリミットの事前提示である。
たとえば会話が始まった瞬間に「次の会議まで3分だけですが」と枠を区切る。そして相手が話題を奪おうとしたら、「その話の前に、先ほどの件の結論だけ出しましょう」と事実確認のトーンで軌道修正する。認知行動療法の技法を応用し、相手の感情的な語りに感情で反応せず、淡々と客観的事実へ引き戻す姿勢が、人間関係の無駄なストレスをゼロに近づける。