硬直化した歴史観が根強く残る一方で、2026年現在の韓国社会、とりわけデジタルネイティブの若年層(MZ世代以降)の間では、対日意識の地殻変動が起きています。
J-POPのストリーミングヒットや日本のアニメ映画の興行記録更新、気軽な日本個人旅行の定着により、「歴史問題」と「現代の日本カルチャー消費」を完全に切り離して楽しむ層がマジョリティを占めるようになりました。若者の間では、気に入った日本製品やカルチャーを日常的に楽しむライフスタイルが当たり前となり、過度な反日バッシングに対して「時代遅れの政治利用だ」と冷ややかに受け止める声も目立ちます。
しかし、独島(竹島)問題や元徴用工・慰安婦問題などの歴史的導火線に火がつくと、依然として世論が一気に硬化する構造は変わっていません。表層的な文化消費の活況と、深層に根を張る政治的タブーがモザイク状に混在しているのが、現在のリアルな韓国世論の姿です。