人間の耳は本来、突発的な大音量に対して不快感や警戒心を抱くようにできています。それにもかかわらず、彼らの絶叫ネタやお馴染みのキレ芸に私たちが大笑いしてしまうのは一体なぜでしょうか。
最大の要因は、お笑いの基本構造である「緊張と緩和」の落差です。緊迫したトークの流れや静まり返ったスタジオで、予想もしない角度から爆発的な声が投げ込まれると、脳は一瞬驚いた後に「危害のない安全なハプニング」と認識し、急激な安堵とともに笑いを引き起こします。これが、うるさいのに面白い理由の根幹にあります。
また、彼らの怒りや叫びが「完全な善意」や「ポンコツさ」に裏打ちされている点も見逃せません。攻撃性のないピュアな人柄が画面越しに伝わっているからこそ、怒鳴り声が不快な威圧にならず、愛嬌たっぷりのエンターテインメントへと昇華されています。