かつては綿100%のTシャツを着てグラウンドに立っていた時代もありましたが、現在の野球シーンにおいてそれは過去の遺物にすぎません。現在主流となっている高機能インナーの最大の強みは、野球アンダーシャツがもたらす着圧と疲労軽減の相乗効果にあります。適度なコンプレッション(着圧)が施されたウェアは、送球やスイング動作で生じる無駄な筋振動を抑え、エネルギーロスを最小限に食い止めます。
さらに見逃せないのが「体温調節機能」です。運動中に体温が急激に上昇したり、汗冷えによって筋温が低下したりすると、肉離れや肩肘の関節トラブルを引き起こすリスクが跳ね上がります。水分を瞬時に吸い上げて気化熱で冷却する、あるいは冷気をシャットアウトして筋温を維持する。アンダーシャツという皮膚の直上に位置するギアこそが、過酷な9イニングを戦い抜くためのコンディショニング装置として機能しているのです。