子どもの頃に誰もが耳にしたこの決まり文句ですが、明確な単一の著作物や創作者が特定されているわけではありません。民俗学的な調査や国語教育関係者の記録をたどると、昭和30年代後半から昭和40年代(1960年代〜1970年代)にかけて、都市部の小学校を中心に自然発生的に広まったとする説が有力視されています。
当時普及し始めたテレビアニメや児童向けギャグ漫画の中で、キャラクター同士の小競り合いの台詞として断片的に使われたフレーズが、教室や路地裏での口喧嘩を通じて子どもたちの間で伝言ゲームのように強化されていきました。相手の追及をはぐらかすための「何時何分何秒」に、さらなる無理難題として「地球が何回回った時」がドッキングしたことで、最強の逃げ口上として完成した経緯があります。
地域ごとの地域差やバリエーションが極めて豊富な点も特徴的です。「何時何分何秒何百秒、地球が何千回回ってうんこが爆発した時」「南無阿弥陀仏」など、語尾に奇怪なリズムを足して相手をさらに煽る派生系が各地で観測されています。理屈ではなく「リズム感と相手を苛立たせる勢い」を最優先した、子どもの言語文化の象徴と言えます。