単行本が34巻で終わったにもかかわらず、SNSや検索窓で「進撃の巨人 35巻」という言葉が飛び交う最大の理由は、2024年に刊行された『進撃の巨人 画集 FLY』の存在にあります。
『進撃の巨人 画集 FLY』は、諫山創が描いたカラーイラストの集大成として企画された完全受注生産のプレミアム画集です。その豪華4大特典の目玉として同梱されたのが、作者自らが描き下ろした新作ネームを漫画化した「進撃の巨人 35巻」でした。
この「35巻」の表紙は正規の単行本と全く同じデザインフォーマットで作られており、背表紙にも堂々と「35」の数字が刻まれています。中身には、人類最強の兵士・リヴァイの幼少期を描いた新作読み切り『悪童』(全18ページ)が収録されました。この限定特典の存在が口コミやメディアを通じて広く拡散され、「35巻が出たらしい」という噂となって広まったのが真相です。