テレビ東京が送り出してきたシリーズは、劇場版プロジェクトである『劇映画 孤独のグルメ』や、多彩なキャストが独自の食事風景を紡ぐ『それぞれの孤独のグルメ』など、果敢な新展開を切り拓いてきた。単なるワンマンショーにとどまらず、世代や職業の異なる人々がそれぞれの孤独と食事を抱きしめるオムニバス形式の試みは、作品の持つ懐の深さを証明している。
低予算の深夜枠から始まった小さなドラマが、いまや映画館の巨大スクリーンを埋め尽くし、世界中に配給される。フォーマットを変えながらも、「食べることは生きること」という根幹のメッセージは決してブレることがない。