1996年、シングル『モラリティー』でメジャーデビューを果たした及川光博のデビュー当時は、まさにエンタメ界にとっての「黒船襲来」でした。白のスーツを完璧に着こなし、薔薇を片手にウインクを決めるその姿は、歌謡ポップスとロックを融合させた独自の音楽性とともに、瞬く間に熱狂的な支持を集めます。
当時の音楽番組やライブ映像を振り返ると、陶器のような白い肌、切れ長の涼しげな目元、そして完璧な黄金比を誇るフェイスラインが際立っています。ネット上で及川光博の若い頃の写真が拡散されるたびに、「現代のK-POPアイドルや2.5次元俳優の先駆け」「もはやCGを超えた美男子」と驚嘆の声が上がるのも頷けます。
しかし、その華やかさは一朝一夕で作られたものではありませんでした。及川光博の生い立ちや経歴を紐解くと、東京都大田区の裕福な家庭に生まれ、成城学園の中学・高校・大学へと進学。学生時代から演劇部やバンド活動に没頭し、表現の基礎をストイックに叩き込んでいました。当時から校内では「歩く少女漫画の主人公」と噂されるほどの美少年エピソードに事欠かず、すでに人を惹きつけるスター性を完成させていたことが当時の同級生らの証言からも裏付けられています。