体験者の間で最も議論が分かれるのがホットヨガのダイエット効果です。1回のレッスン(60分)で消費されるエネルギーは約300〜350kcalとされており、これはジョギング約40分相当に該当します。滝のように流れる汗によって直後は体重が0.5〜1kgほど落ちますが、これは体内の水分が抜けた一時的な減少にすぎません。
では、なぜ「週2回通っているのに全く痩せない」という声が上がるのでしょうか。取材データと運動生理学の知見を照らし合わせると、明確な3つの要因が浮き彫りになります。
第1に、レッスン直後の過剰な栄養吸収です。高温多湿環境での運動後は代謝が活性化し、内臓の吸収効率が格段に高まります。ここで「運動したから大丈夫」と脂質や糖質の多い食事を摂ると、通常時よりも脂肪として蓄積されやすくなります。少なくとも運動後2時間はプロテインや軽めの消化の良い食事に抑える自制心が求められます。
第2に、受講プログラムの強度設定ミスです。LAVAにはリラックス系からパワーヨガまで多様な強度が用意されていますが、運動強度の低い「リラックスヨガ」や「リンパリフレッシュヨガ」ばかりを継続していても、筋量増加や基礎代謝の大幅な底上げには直結しにくいのが現実です。
第3に、水分補給の質です。発汗に伴い1レッスンで1リットル前後の水分を摂取しますが、清涼飲料水や糖分の多いスポーツドリンクを選んでしまうと、カロリー収支が容易にプラスへ傾きます。純粋な常温水または電解質を含んだノンカロリー飲料を徹底することが減量成功への鉄則です。