『Step and a step』の作詞・作曲を手掛けたのは、JYPエンターテインメントの創業者であり統括プロデューサーのJ.Y. Park(パク・ジニョン)氏です。当時、オーディション番組『Nizi Project』を通じて一躍スターダムに駆け上がった9人の少女たちは、急激な環境の変化と世間からの凄まじいプレッシャーの中にいました。
J.Y. Park氏は当時の特番インタビューにおいて、本作の制作意図を次のように明かしています。「デビューを控えたメンバーたち、そして厳しい競争社会で孤軍奮闘するすべての人に『焦らなくていい、自分のペースで歩けばいい』と伝えたかった」という言葉通り、楽曲の根底には無条件の肯定と慈愛が流れています。
サビで繰り返される英語フレーズ「Just believe yourself / Step and a step」の歌詞和訳・ニュアンスを紐解くと、「ただ自分を信じて、一歩ずつ進めばいい」という直観的な励ましになります。カタカナ英語の響きの良さを活かしつつ、幼い子どもから大人まで直感的に口ずさめるシンプルな構成の中に、現代人が最も欲していた「立ち止まる勇気」が内包されているのです。