日本のアイドル史を築いてきた秋元康のプロデュース手法と、再編を経て新たなフェーズに突入したSMILE-UP.の動きは、今なお業界の羅針盤だ。だが、その手法は大きな変革を余儀なくされている。
従来の「成長プロセスを見せる」アプローチから、世界基準の「最初から完成されたパフォーマンス」へのシフトが鮮明だ。秋元康が仕掛ける新たなプロジェクトでは、デジタルネイティブ世代の感性をダイレクトに歌詞へ反映。一方で、SMILE-UP.の若手育成現場でも、従来の合宿型スパルタ教育からメンタルケアと世界水準のダンスレッスンを両立させる先進的なプログラムへと舵を切っている。両者が目指すのは、国内消費にとどまらないグローバル市場の獲得である。