同校の強みを語る上で欠かせないのが、商船学科、情報工学科、電子制御工学科という専門領域の距離の近さだ。
従来の教育機関では、船を動かす「海技者」と、システムを組む「エンジニア」は別々の組織で育つのが一般的だった。しかし現場では、双方の言語を理解できる人材が切望されている。同校では、商船学科の学生がプログラミングやサイバーセキュリティを学び、情報工学科の学生が実際の船に乗り込んでシステムテストを行うようなクロスオーバー型カリキュラムが日常化している。この融合が生み出すシナジーは大きく、卒業生たちが現場に投入されるやいなや即戦力として異彩を放つ要因となっている。