「とにかく始めろ」と言われても、その最初の一歩が最も重い。そこで有効なのが、極限までハードルを下げるアプローチだ。例えば、「今日は数学のワークを3ページ解く」ではなく、「机に向かって参考書を開く」「ノートに日付を書く」といった、失敗しようがない超スモールステップを設定する。
人間の脳は、一度始めた行動を途中でやめることに対して、心理的な抵抗を感じる性質がある。これを「ツァイガルニク効果」と呼ぶ。最初の5分さえクリアしてしまえば、脳は自然と「もう少し続けよう」というモードに切り替わる。最初の一歩の心理的摩擦をゼロに近づけること。これが、重い腰を上げるための特効薬だ。