慶事のお祝いを購入するチャネルにも、時代を反映した明らかな地殻変動が見られる。伝統と格式を重視する層からは、三越伊勢丹や高島屋といった老舗百貨店の信頼感が根強い。洗練されたラッピングと老舗のブランド力は、目上の親族が同席するお披露目の場でも絶対的な安心感をもたらす。
一方で、デジタル世代を中心にシェアを拡大しているのが、楽天市場などの大手ECモールやLINEギフトだ。楽天市場では多種多様な内祝い・お祝い用アイテムがポイント還元とともに手軽に手に入る。さらに、住所を知らなくてもSNS上で手軽に贈れるLINEギフトは、「あまり大げさにしたくない」「カジュアルに気持ちを伝えたい」という若い兄弟間のニーズに合致している。
ギフト業界全体が体験型消費やソーシャルギフトへとシフトするなか、相手の嗜好や生活スタイルに合わせた購入窓口の使い分けが、現代のスマートな贈答術となっている。