物語の序盤から異彩を放っていたあの左目の傷。かつて新世界で最恐の海賊として君臨していた白ひげ(エドワード・ニューゲート)との会談時、シャンクスは自身の傷について極めて重大な証言を残している。
鷹の目のミホークとの決闘でついたものでも、数多の激戦で負ったものでもない。彼にその傷を負わせたのは、当時まだ無名に近かったマーシャル・D・ティーチ(後の黒ひげ)だった。さらにシャンクスは、「おれは油断などしていなかった」と強調している。当時、圧倒的な実力を備えていた男が、決して慢心することなく対峙したにもかかわらず刻まれた深い爪痕。この一言こそが、ティーチという男の底知れぬ恐ろしさを雄弁に物語っていた。