ランキングのトップに君臨するのは、α-リノレン酸を豊富に含むアマニ油(フラックスシードオイル)とエゴマ油だ。体内で作ることができない必須脂肪酸「オメガ3」の代表格であり、細胞膜を柔軟に保ち、赤血球が毛細血管の隅々まで酸素を届けるのをサポートする。
近年の予防医学研究でも、オメガ3の継続的な摂取が全身の微小な慢性炎症を抑え、認知機能の低下予防や心血管疾患リスクの低減に直接寄与することが明確に示された。ただし、このオイルには致命的な弱点がある。熱に極めて弱く、加熱すると一気に酸化してしまう点だ。味噌汁を器に装った後、あるいはサラダの仕上げに直前にかけるといった「非加熱使い」が鉄則である。遮光瓶に入ったコールドプレス(低温圧搾)製法のものを買い、開封後は冷蔵庫で1ヶ月以内に使い切るのが理想だ。