南無阿弥陀仏を唱える宗派はどこ?浄土宗・真宗の違いと正しいマナーを徹底解説

南無阿弥陀仏を唱える宗派はどこ?浄土宗・真宗の違いと正しいマナーを徹底解説

南無阿弥陀仏を唱える宗派はどこ?浄土宗・真宗の違いと正しいマナーを徹底解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

冠婚葬祭の現場や遺品整理の際、「自分の家や親戚の宗派が分からない」という相談は後を絶ちません。仏壇の様式や仏具の特徴を確認することで、専門知識がなくても大半の宗派を見分けることが可能です。

宗派を見分ける3つのチェックポイント

1. ご本尊の形状と脇侍(わきじ):
中央に立つ阿弥陀如来の背後にある光背を確認してください。舟のような形の光背(舟型光背)であれば浄土宗、後光が放射状に48本広がっている像や「南無阿弥陀仏」の名号軸であれば浄土真宗の可能性が高くなります。

2. 仏壇内部の装飾(金仏壇の屋根構造):
浄土真宗本願寺派(お西)は仏壇中央の宮殿(くうでん)が一重破風(丸みを帯びた屋根)、真宗大谷派(お東)は二重屋根(瓦屋根のような二重構造)になっています。

3. 数珠(念珠)の形状:
浄土宗の本式数珠は2つの輪が交差した「日課数珠」が用いられ、浄土真宗では房が広がった「門徒数珠(蓮如結び)」が用いられます。

葬儀現場で恥をかかない焼香マナーの検証

葬儀社や寺院関係者の指導現場において、最も間違いが多いのが「焼香の作法」です。特に浄土真宗では、香をつまんだ後に「額に押しいただく(かざす)」動作を絶対に行いません。これは「香の煙で自らを清めて仏の救いを乞う」必要がなく、仏徳を讃えるための純粋な供養として香を焚くためです。本願寺派は1回、大谷派は2回、香炉へそのまま落とすのが正しい所作です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。