漢文における再読文字とは、1つの漢字でありながら文章を訓読する際に「2回読む」特殊な文字のことです。中国語の原語順と日本語の文法構造の違いを埋めるため、平安時代以降の訓点法の中で体系化されました。
再読文字の構造はすべて共通しており、例外なく以下の規則に従って処理されます。
- 1回目の読み:返り点を無視して上から下にそのまま読み進め、品詞としては「副詞」(修飾語)として発音する。このとき文字の右側に送り仮名がつく。
- 2回目の読み:文末や目的語まで読んだ後、返り点(レ点・一二点など)によって下から返ってきて読み、品詞としては「助動詞」や「動詞」として機能する。このとき文字の左側に送り仮名がつく。
高校漢文句形まとめの中でも、この「右側の送り仮名=副詞の読み」「左側の送り仮名=助動詞・動詞の読み」という再読文字送り仮名ルールは、書き下し文作成問題において最も採点官が厳格にチェックするポイントです。