食べログ百名店の選考基準、実は点数と無関係だった?真相を徹底解剖

食べログ百名店の選考基準、実は点数と無関係だった?真相を徹底解剖

食べログ百名店の選考基準、実は点数と無関係だった?真相を徹底解剖の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

長年愛されてきた看板店が翌年のリストから忽然と姿を消す現象は、ファンの間で「まさか味が落ちたのか」「運営とトラブルがあったのか」といった様々な憶測を呼びます。しかし、業界取材から見えてくる百名店から落ちた理由のほとんどは、ユーザーが想像するような劇的な品質低下ではありません。

最も典型的な要因は、店舗の「移転」や「リニューアルに伴うページ統合」です。食べログのシステム上、店舗が移転して新規ページとして登録し直されると、過去のレビュー点数は引き継がれずゼロからのリスタートとなります。移転直後は口コミ件数がリセットされるため、どれほど元の店舗が有名であっても、一定の評価が集まるまでの期間は百名店の抽出ボーダーラインを下回ってしまいます。

次に挙げられるのが、激戦区における「相対的なボーダーラインの上昇」です。例えばラーメン部門において、新進気鋭の店舗が爆発的なレビュー数を獲得して3.85〜3.90台に次々と到達すると、従来3.78前後で安定していた老舗店は、味を全く変えていなくても順位を押し出されて101位以下に転落します。点数が下がったのではなく、周囲のインフレによって枠から弾き出されるという相対評価特有の力学が働いているのです。

さらに、営業日数の減少や完全予約制への移行に伴い、新規の口コミ投稿頻度が鈍化することも影響します。食べログのスコアリングアルゴリズムは直近の動向やレビューの鮮度も加味するため、常連客のみで満席になり新規の書き込みが減った名店は、スコアが徐々に微減して選外となるケースが確認されています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。